患者を診ている医者

「眠れない」という経験をした事がない、という人はおそらくいないのではないかと思うくらい、「眠れない」という症状はありふれた症状です。
現在日本人の10%~30%の人が、何らかの睡眠障害に悩んでいると言われています。
睡眠障害に悩む人には睡眠薬が処方されますが、作用時間によって、超短時間型、短時間型、中時間作用型、長時間型があります。
マイスリーは超短時間型の睡眠薬で、寝つきの悪い人に向いています。
睡眠障害と一口に言っても、寝つきの悪いタイプ、一旦寝付いても夜中に目が覚める中間覚醒タイプ、朝早くに目が覚める早朝覚醒タイプ、起床時に熟睡感がない熟眠障害タイプと、いろいろなタイプがあります。
睡眠薬は睡眠障害のタイプに合わせて選ぶことが重要です。
マイスリーは、就寝する15分から30分前に服用するのが望ましいと言われています。
血液中の濃度が最大に達するのが、服用後0.8時間という実験結果があるためです。
即ち48分後に効果が最大になります。
そして、血液中の濃度が半分になる半減期は2時間後です。
すばやく、血液中の濃度が最大となり、数時間後には半減しているので、起床時にまだ薬が残っていてふらつくといった心配のない睡眠薬です。
寝つきの悪い人には、マイスリーを就寝20~30分ほど前に5mg~10mg服用させる事が多いです。
マイスリー使用時の注意点は、肝臓障害のある人には禁忌となっているということです。
肝障害のある人には、ハルシオンを使用します。
また高齢者の場合は、認知機能の低下やせん妄を引き起こす可能性があるので、慎重な投与が必要です。
せん妄の予防には、単独投与はさけて、向精神病薬と併用することが推奨されています。
腎疾患や呼吸器疾患のある人も慎重に投与する必要があります。
マイスリーは、広く使われている睡眠薬なので医師も副作用は心得ています。
「おかしいな」と思ったら、遠慮なく主治医に報告しましょう。