Month: December 2019
体内時計調節や脳ドックで睡眠障害の原因究明

睡眠障害を発症してしまう原因は多種多様であり、その特定が難しいのも特徴です。 社会的なストレスが原因となっていることも多く、睡眠薬によって対症療法として睡眠を提供することができたり、抱えている不安によって生じてしまっている多様な精神疾患を薬物療法によっておさえこむことは可能ですが、その根本治療には時間がかからざるを得ません。 本当にストレスが原因であるのかということを特定するのもまた困難であり、睡眠障害の治療においては睡眠薬の投与によって眠れないというストレスを軽減しながら他の可能性がないかということを探るのも重要なことになっています。 生活習慣の狂いやストレスによって体内時計に異常が生じている場合もあり、そういった際には体内時計の調節が実施されます。 睡眠薬としても用いられるメラトニン受容体作動薬と呼ばれる比較的新しい医薬品が体内時計の調節機能を持つとされており、その継続投与によって体内時計の調整が行われます。 一方、睡眠障害が生じている原因が脳の器質的な損壊によるものである場合もあります。 こういった疑いがもたれた場合には脳ドックを受診することになります。 脳ドックではMRIを用いて脳の画像解析を行うことにより器質的変化がないかが観察されます。 脳ドックによって脳血管系の障害についてははっきりと見て取ることができるため、それによって脳が障害されている場合には統合失調症等が原因となっているという示唆を得ることができます。 睡眠障害の治療においてはただ睡眠薬を与えるだけではなく、こういった形で原因を究明して根本的な治療を行うことが目指されます。 それにより睡眠薬がなくても眠れるようにするというのが治療で目指されることです。

2019年12月06日